怪談

真冬の怪談。

ついこの間の話なんですが

近所の運動公園を音楽を聴きながらランニングしていたんです。

走り始めてしばらくすると

背後から何かが迫って来るような感じがして

こわいなぁ〜こわいなぁ〜って思っていたら

右後方に5尺程の小柄な男が

ピタぁ〜っと並んで走っているじゃないですか。

いやだなぁ〜いやだなぁ〜って思って

スピードを上げてもついてくるじゃないですか。

意を決してその男の方向をバッ!と振り返ってみると

おや?

何か必死に話しかけているじゃないですか。

恐る恐るイヤホンを外して用件を聞くと

週末にある駅伝大会の走者が足らなくなってしまい

急場しのぎでメンバーを探しているとの事。

週末は都内のアレンジ教室も入っているし無理。

いや、それ以前に駅伝大会とか無理でしょって事で

丁重にお断りしてその場を後にしたんですが

なんだかスカウトされて悪い気はしないわけ。

やっぱりフォーム?それともシューズ?

見る人が見るとわかってしまう秘められたポテンシャル?

それはそうと代わりの優秀なランナーが見つかるといいけど…。

なんて思いながらスカウトさんの方を振り返ってみると

大層なじいさまを口説いていたんで

ヒザが砕けそうになったという話☆

 

arrangement

お誕生日に